印刷機材商社 西部印刷機材株式会社 

環境に優しい印刷

環境保護印刷・CO2削減のご提案

●環境保護印刷のご提案

昨今、「水なし印刷」は「環境保護印刷」として注目を集めています。まだ、国内での導入企業は百数十社程度ですが、その地球環境に与えるダメージの軽減から、関東圏などでは急激に普及しています。有害廃液を出さないことで、水質汚濁問題にも貢献していることから、琵琶湖のある滋賀県でも「水なし印刷」を推奨しています。

●カーボンオフセットのご提案

「水なし印刷」が、従来の印刷に比べて温室効果ガスの削減努力が認められ、「カーボンオフセット」サービスを受けられるようになりました。
印刷物にカーボンオフセット済みである証明として「バタフライCO2]ロゴの印字がなされます。一部あたりのCO2排出量も記載され、それが相殺されており実質のCO2排出量をゼロにしている、積極的なエコ活動のアピールに貢献いたします。

●カーボンオフセットとは

温室効果ガス排出削減努力をし、どうしても排出されたガスを植林やグリーンエネルギー事業などに投資することで排出された温室効果ガスを埋め合わせる(相殺:オフセット)ことです。

●バタフライマークとは

世界共通のシンボルマーク バタフライマークと水なし印刷協会
1993年WPA(Waterless Printing Assoiation)によりバタフライのマークが作られました。WPAは日本語で「水なし印刷協会」と呼ばれている非営利の地球環境保全団体です。「水なし印刷」を奨励するために、全世界の印刷会社、官公庁をはじめ印刷機器、資材メーカーが会員として参加、WPAが認証するバタフライマークの使用を通じて環境保全運動を展開しています。そして、バタフライマークは、水なし印刷を導入し、環境保全に積極的に取り組む印刷会社にのみ使用が許可されるマークです。日本でも2002年の5月に日本WPAが発足し、日本独自でも水なし印刷の推進を行っています。バタフライマークの蝶は、オオカバマダラといい、世代を超えて渡りをすることで有名で、米国の国蝶にもなっています。この蝶は原始的地球生態系のリトマス紙といわれるほど「聖域」にだけ棲む昆虫です。この生息地の保全にも通じる「水なし印刷」普及のシンボルとしています。

●水なし印刷とは・・・

●水なし印刷の環境適応性

<強アルカリ現像薬品は使用しません。>
水なし版は、有害な廃液が一切出ない水現像方式です。現像処理後の排水は下水に流すことができます。PS従来版では、ph12以上の強アルカリ現像廃液が発生し、特別管理産業廃棄物として回収が義務づけられています。

●水なし印刷の高品質性

<高精細な画像を提供します。>
水なし印刷は、インキが水でにじまないため、点のひとつひとつがくっきりと再現され、高精細な美しい仕上がりの印刷物が得られます。水なし印刷ならではの網点、線画の再現力が高精細な品質を保証します。

<水なし品質。>
凹凸の大きい上質紙やマット紙、和紙でもデータどおりの円形の網点が用紙上に確実に再現します。また、肉眼では読めない1級クラスの文字でも拡大してみると見事に再現できています。高精細な画像を提供する水なし印刷は、インキが水でにじまないため、点のひとつひとつがくっきりと再現され、高精細な美しい仕上がりの印刷物が得られます。

●FSC森林認証制度

FSC (Forest Stewardship Council、森林管理協議会) 
 独立した第三者機関が、森林管理をある基準に照らし合わせ、それを満たしているかどうかを評価・認証していく制度を「森林認証制度」と言っています。
 
 FSC (Forest Stewardship Council、森林管理協議会)は、世界中全ての森林を対象とし、環境保全の点から見て適切で、社会的な利益にかない、経済的にも継続可能な森林管理を推進することを目的としています。このような森林管理がなされているかどうかを信頼できるシステムで評価し、適切な管理がなされている森林を認証します。また、このような森林から産出された木材・木材製品に独自のロゴマークを付け、認証を受けた森林から来ていることを保証するものです。このロゴマークの付いた製品を幅広く流通させることにより、世界の森林保全へ向け、森林管理者から、木材・木材製品の消費者に至るさまざまな関係者を一体化しようとする取り組みです。

●植物油インキ

<植物油インキ制定の背景>
 今日、環境対応型平版インキとして知られているのは、大豆油インキやノンVOCインキ、UVインキ等があります。これらのうち、大豆油インキは日本においては1990年代半ばから普及し始め、現在では平版インキの7割以上を占めています。 しかしながら、昨今の地球温暖化に伴う異常気象等の影響で各地の穀物凶作の発生や、化石燃料の代替としてバイオ燃料の需要が拡大し、大豆をはじめとした穀物価格が大きく変動していることも事実です。このような状況下で、食料である大豆を原料とする大豆油に限定して、環境対応型インキの原料とすることは望ましいこととはいえず、一般的に非食用とされる他の植物油にも使用を拡大することが重要と考えています。このような背景のもとに、大豆油インキを包含した植物油インキを制定しました。

植物油インキの定義 
  1.植物油とは  
  再生産可能な大豆油、亜麻仁油、桐油、ヤシ油、パーム油等植物由来の油、及びそれらを主体とした廃食用油等をリサイクルした再生油。 
  2.植物油インキとは  
  インキ中に含有する植物油、または植物油を原料としたエステル※との合計が、含有基準量以上のインキ。 
※植物油アルキッドについては、油長(植物油成分含有量)とする。

インキ中の植物油含有基準量(重量%)
・新聞オフ輪インキ:30%以上 
・ノンヒートオフ輪インキ:30%以上 
・枚葉インキ:20%以上(但し、金、銀、パール、白インキ:10%以上) 
・ビジネスフォームインキ:20%以上 
・ヒートセットオフ輪インキ:7%以上 
・各種UVインキ:7%以上 
・フレキソインキ:植物由来のタンパク3%以上 >

●グリーンプリンティング認定制度

環境問題に対する社会的要求が高まり、印刷産業も環境に配慮した製品作りが求められています。そこで、日本印刷産業連合会(略称:日印産連)では、印刷産業界の環境自主基準「印刷サービスグリーン基準」を制定しました。グリーンプリンティング認定制度(略称:GP認定制度)は、本基準を達成した工場・事業所を認定、環境経営に積極的な印刷関連企業として推奨するとともに、同基準に適合した印刷製品にグリーンプリンティングマーク(GPマーク)を表示することにより、環境に配慮した印刷製品が広く普及することを目的としています。 

【詳しいお問い合わせ】
〒104-0041
東京都中央区新富1-16-8 日本印刷会館8階
日印産連グリーンプリンティング認定事務局

03-3553-6079
gp-nintei@jfpi.or.jp